あるインフラエンジニアのつぶやき

グルメ+インフラ(サーバ、OS、クラウドとか)について調べたことや、思っていることをつぶやいていきます

AWS+CentOS6.5で拡張EBSストレージを認識させる方法

現在勉強のために、AWS marketplaceのAMIであるCentOS 6.5 (x86_64)を利用して
AWS上に各種サーバを構築しているのですが、
ある日OSから見えているEBSストレージの領域が約8GBとなっていることに気づきました。

構築時に29GBのEBSをインスタンスにアタッチしたにも関わらずなぜだろう?
と不思議に思っていたので、それを解消したときの作業メモを展開します。
誰かのお役に立てたら幸いです。



1.発生事象

ローンチ後のdfコマンドの結果は以下のとおり。
29GBで容量を指定していても、約8GBに見える・・・

# df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/xvde 7.9G 5.8G 1.7G 78% /
tmpfs 296M 0 296M 0% /dev/shm

2.対処

どうやらCentOS6.5の場合は最初に設定した拡張ストレージ容量は起動時に反映されないようです。
(デフォルトが約8GBということですね。)
参考:

EC2でOS別EBSストレージを拡張する方法まとめ | Developers.IO


というわけでresize2fsを実行。

# resize2fs /dev/xvde
resize2fs 1.41.12 (17-May-2010)
Filesystem at /dev/xvde is mounted on /; on-line resizing required
old desc_blocks = 1, new_desc_blocks = 2
Performing an on-line resize of /dev/xvde to 7602176 (4k) blocks.
The filesystem on /dev/xvde is now 7602176 blocks long.


再度dfコマンド。

# df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/xvde 29G 5.8G 22G 22% /
tmpfs 296M 0 296M 0% /dev/shm

無事29GBに拡張成功。めでたしめでたし。

3.まとめ

・CentOS6.5の場合は最初に設定した拡張ストレージ容量は起動時に反映されない
・拡張するためには「resize2fs」コマンドを実行

サーバ構築時に気づかず、Webサイトを構築するときに気づいてとても焦ってしまったので、
サーバを構築するときは設定した内容できちんと構築されているか?
を確認するクセをつけることをオススメします。(当たり前のことですが)